
バルトレックス・知っておきたいジェネリックの効き目と値段!
バルトレックスは、バラシクロビルを有効成分とした先発医薬品です。バルトレックスには、同じ効果のジェネリック薬が多く存在します。
「ジェネリック薬ってどうしてそんなに安いの?」、「安いけどちゃんと効果あるの?」という不安から、利用をためらう人も多いでしょう。そこで、実際に効果は変わらないのか、服用しても安全なのか、といったジェネリック薬の疑問を解決します。
先発医薬品とジェネリック薬の違いがわかったら、ジェネリック薬のバラシクロビル錠はどこで入手できるのかをチェックしてみましょう。
バルトレックスのジェネリック薬、なにが違うの?
バルトレックスには多くのジェネリック薬(後発医薬品)があります。国内だけでも、29社の製薬会社がバルトレックスのジェネリック薬を販売しているのです。
バルトレックスと、そのジェネリック薬を販売する製薬会社、合計30社を表にしました。気になる各製薬会社ごとの価格もまとめています。
薬剤名 | 薬価 | 製薬会社 | |
---|---|---|---|
バルトレックス錠500 | 500mg 1錠 | 405.6円 | GSK |
バラシクロビル錠500mg 「CEO」 | 500mg 1錠 | 219.4円 | セオリア ファーマ |
バラシクロビル錠500mg 「F」 | 500mg 1錠 | 219.4円 | 富士製薬 |
バラシクロビル錠500mg 「JG」 | 500mg 1錠 | 219.4円 | 日本ジェネリック |
バラシクロビル錠500mg 「PP」 | 500mg 1錠 | 219.4円 | ポーラファルマ |
バラシクロビル錠500mg 「ツルハラ」 | 500mg 1錠 | 219.4円 | 鶴原製薬 |
バラシクロビル錠500mg 「日本臓器」 | 500mg 1錠 | 219.4円 | 東洋カプセル |
バラシクロビル錠500mg 「TCK」 | 500mg 1錠 | 219.4円 | 辰巳化学 |
バラシクロビル錠500mg 「オーハラ」 | 500mg 1錠 | 219.4円 | 共創未来ファーマ |
バラシクロビル錠500mg 「杏林」 | 500mg 1錠 | 219.4円 | キョーリンリメディオ |
バラシクロビル粒状錠500mg 「モチダ」 | 500mg 1包 | 219.4円 | 持田製薬 |
バラシクロビル錠500mg 「DSEP」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 第一三共エスファ |
バラシクロビル錠500mg 「MEEK」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 小林化工 |
バラシクロビル錠500mg 「YD」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 陽進堂 |
バラシクロビル錠500mg 「イワキ」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 岩城製薬 |
バラシクロビル錠500mg 「ケミファ」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 日本ケミファ |
バラシクロビル錠500mg 「サワイ」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 沢井製薬 |
バラシクロビル錠500mg 「明治」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | MeijiSeikaファルマ |
バラシクロビル錠500mg 「EE」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | エルメッド エーザイ |
バラシクロビル錠500mg 「FFP」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 富士フイルムファーマ |
バラシクロビル錠500mg 「KOG」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 興和 |
バラシクロビル錠500mg 「NP」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | ニプロ |
バラシクロビル錠500mg 「アメル」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 共和薬品 |
バラシクロビル錠500mg 「サトウ」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 佐藤製薬 |
バラシクロビル錠500mg 「三和」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 三和化学研究所 |
バラシクロビル錠500mg 「テバ」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 武田テバファーマ |
バラシクロビル錠500mg 「日医工」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | 日医工 |
バラシクロビル錠500mg 「ファイザー」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | ファイザー |
バラシクロビル錠500mg 「ワカモト」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | ワカモト製薬 |
バラシクロビル錠500mg 「アスペン」 | 500mg 1錠 | 188.8円 | アスペンジャパン |
参考:バルトレックス錠500の後発薬・後発品(ジェネリック)一覧 / MEDLEY(メドレー)薬事典
参考:医療用医薬品 : バラシクロビル / KEGG
ジェネリック薬は先発医薬品に比べると、約半額で販売されています。どうしてこんなに価格差があるかというと、先発医薬品は開発にかかった費用が薬価に上乗せされるからです。
新しい医薬品を生み出すには、研究のために莫大な費用と時間がかかります。しかしその分開発に成功すれば、製薬会社としての高い技術力とブランド力をアピールできるのです。ジェネリック薬は後発である分、研究費用や時間が削減されています。そのため、同じ有効成分で安価な医薬品を提供できるのです。

ジェネリック薬は安くていいけど…効果はある?
日本のジェネリック薬は、厚生労働大臣の承認を得たものだけが販売されています。そのため、有効性、安全性ともにしっかりと確認されているのです。
もちろん、バラシクロビルのジェネリック薬も例外ではありません。バルトレックスとは多少添加剤が違うものの、同じ効果を発揮します。有効成分のバラシクロビルがウイルス細胞で活性化し、ウイルスの増殖を防ぐのです。抗ウイルス薬の性質上、ウイルスが細胞に定着する前に飲むとより高い効果を発揮します。特に再発の場合、症状が出てから1日以内に服用しなければ十分な効果が得られません。ヘルペスウイルスの感染に気付いたら、できるだけ早く服用しましょう。
飲み方・副作用も新薬(バルトレックス)と同じ
ジェネリック薬はバルトレックスと同じ効果で、飲み方も同じです。性器ヘルペスの治療であれば、バラシクロビルとして500mgを1日2回、5日から10日間服用します。再発抑制の治療には500mgを1日1回、1年間に渡って服用し続けます。そのほかの病気の治療でも、服用規則にしたがって飲みましょう。
副作用もジェネリック薬特有のものはありません。バルトレックスと同じく、腎臓が弱い人は意識障害などの副作用が出やすいので気をつけましょう。まれにアナフィラキシーショックや急性腎不全といった重大な副作用があります。症状に気付いたらすぐに病院を受診しましょう。
ジェネリック薬はどこで買えるの?
ジェネリック薬の効果が先発医薬品と同じであることがわかれば、安心して服用できるのではないでしょうか。少しでも費用を抑えたいなら、ジェネリック薬を利用してみましょう。国内の医療機関でジェネリック薬を処方してもらう方法や、通販(個人輸入)で海外版のジェネリック薬を買う方法を紹介します。
ジェネリック薬を病院で処方してもらう
表で紹介した国内メーカーのジェネリック薬は、ドラッグストアなどでは市販されていません。病院やクリニック、調剤薬局で処方してもらいましょう。薬の処方を受ける際 、ジェネリック薬を希望すれば対応してもらえます。直接伝えるのが面倒であれば、保険証に貼っておくジェネリック薬希望のシールを利用しましょう。直接伝えなくてもそのシールを貼っておくだけでいいのです。使用例は以下の引用画像でご覧ください。
ジェネリック薬にすれば、薬価自体は約半額になります。取り扱っているジェネリック薬や処方料によっても料金は変わりますが、薬代はかなり安く抑えられるでしょう。
通販でジェネリック薬を買う
国内の医療機関以外でジェネリック薬を入手する方法は、通販で海外製のジェネリック薬を個人輸入することです。バルトレックスは500mg1錠で約400円と、非常に高価な薬です。加えて、ヘルペスの治療は再発が多いので、その都度高い薬代がかかってしまいます。そんなとき、通販で気軽にジェネリック薬を個人輸入できると便利です。

海外のジェネリック薬には、バルシビルやバルクロブ、セントレックスなどがあります。有効成分はバルトレックスと同じバラシクロビルです。価格は1,700円から3,000円程度で、500mg10錠入りが購入できます。病院の諸費用を考えると、かなり費用を抑えることができるでしょう。ヘルペスウイルスは発症してすぐに抑えることが大切なので、常備薬として家に買い置きしておくと安心です。1回の処方では治療に必要な分しかもらえないので、通販を利用すると再発に備えられます。
まとめ
バルトレックスには、国内・海外含め多くのジェネリック薬があります。ジェネリック薬は先発医薬品と同じ効果で、飲み方や副作用も同じです。値段は先発医薬品の約半額で、バルトレックスと同じように使用できます。病院で希望すればジェネリック薬を処方してもらうことができるので、薬代の節約になります。通販で海外のジェネリック薬を個人輸入すれば、さらに費用を抑えられます。何度も再発してしまう人には、常備薬としておすすめです。