公開日
2017/03/27
更新日
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バルトレックスは、基本的に病院で処方される処方せん薬です。とはいえ、何度も再発するヘルペスの治療なら、再発のたび病院へ行くのはとても手間がかかります。病院へ行く回数が多いと、そのぶん診察料や処方料がかさみ、費用面でも大きな負担となります。

そんなときに利用したいのが、医薬品専門の通販です。通販ならネットで簡単に注文できるので、病院へ出向く手間が省けます。さらに、まとめて何箱か購入すると、費用を抑えることもできるのです。

バルトレックスは通販で常備

ヘルペスの治療でバルトレックスを飲みたいとき、病院や調剤薬局で処方してもらう必要があります。バルトレックスは日本国内のドラッグストアなどでは市販されていません。

しかし、ネットで医薬品専門の通販を利用すれば、簡単に個人輸入ができます。病院では予備としてのバルトレックスを処方してもらえませんが、通販なら買い置きすることが可能です。では、病院と通販では、一度に入手できる量はどれくらい違うのでしょうか。個人輸入で医薬品を購入する際のルールも併せて説明していきます。

バルトレックスはインターネットの医薬品専門の通販で購入することができる

病院では処方量に制限がある

医師がバルトレックスを処方するとき、一度に処方できる量には制限があります。それぞれの疾患によって治療の期間が違うので、処方量の上限も変わるのです。単純ヘルペスウイルスの疾患と水痘・帯状疱疹ウイルスの疾患に分けて説明します。

まずは治療する疾患と、治療に必要な期間を表で見てみましょう。

ウイルスの種類 疾患名 治療期間
単純ヘルペスウイルス(1型・2型) 性器ヘルペス 5日間
性器ヘルペス(初発型) 10日間
性器ヘルペス(再発抑制) 1年間(※年6回以上再発する患者のみ)
口唇ヘルぺス 5日間
水痘・帯状疱疹ウイルス 水痘(成人) 5~7日間
水痘(小児) 5日間
帯状疱疹 7日間

単純ヘルペスウイルスの病気

単純ヘルペスウイルスによって引き起こされる疾患は、性器ヘルペス口唇ヘルペスです。どちらの治療をする場合でも、1度に処方できるのは5日分までです。初発型の性器ヘルペスは症状が悪化する可能性が高いので、10日分まで処方可能となっています。再発抑制治療に関しては1年間に渡って毎日服用するので、例外的に処方の上限は設けられていません。しかし、再発抑制治療の対象となるのは「年に6回以上再発を繰り返す患者」という決まりがあります。

水痘・帯状疱疹ウイルスの病気

水痘(水ぼうそう)の場合、成人なら5日から7日分、小児なら5日分が処方可能です。もしこの期間内に治らなければ、別の治療法に変更する必要があります。帯状疱疹は7日分が処方の上限です。水ぼうそうと同じく、バルトレックスを服用しても治らなければ、ほかの治療法に変更します。

通販ならまとめ買いができる

通販でバルトレックスを購入するには、海外から個人輸入することになります。「個人輸入」といっても自分で手続きをするわけではなく、個人輸入代行業者にお願いするのです。

医薬品の個人輸入は、法的に何ら問題ありません。とはいえ、厚生労働省によって定められた決まりを守る必要があります。通販で個人輸入をする前に、正しいルールを知っておきましょう。

個人輸入で守らなければならないルール

個人輸入代行業者に商品を頼むとき、購入者が守るべき主なルールは以下の2点です。

  • 1度にまとめて購入できる処方せん薬の量は1か月分
  • 購入した医薬品を他人に譲渡・販売しない

では、この2つのルールについて詳しく説明していきます。

1か月分の基準は?

個人輸入で購入できるのは、飲み薬のバルトレックス(バラシクロビル500mg)です。この1錠500mgを基準として、厚生労働省の定めた計算式からバルトレックスの1か月分の数量を算出しましょう。

治療する病気によって服用量が変わるので、単純ヘルペスウイルスによる疾患(性器ヘルペス・口唇ヘルペス)、水痘・帯状疱疹ウイルスによる疾患の2つに分けて計算します。

単純ヘルペスウイルスによる疾患の上限数
1日2回1錠(1日あたり1000mg)服用
1か月分=(500mg1錠×2回)×30日=60錠
水痘・帯状疱疹ウイルスによる疾患の上限数
1日3回2錠(1日あたり3000mg)服用
1か月分=(500mg2錠×3回)×30日=180錠

参考:医薬品等の個人輸入について / 厚生労働省:PDF

この計算式に従った数量を越えなければ、まとめてバルトレックスを個人輸入できます。単純ヘルペスウイルスの治療なら60錠、水痘・帯状疱疹ウイルスの治療なら180錠までです。病院よりもたくさん買い置きができるので、ヘルペスの症状が出たらすぐに役立ちます。

たくさん買って人にあげちゃダメ?

個人輸入が許可されているのは、購入者本人が私的に利用する場合です。個人輸入した医薬品をほかの人に売ってはいけません。また、売ることだけでなく、無償で人にゆずることも禁止されています。家族や友達の分であっても、まとめて購入することは認められていません。医薬品は人体への影響が大きいので、安易に売ったり譲ったりしないようにしましょう。

バルトレックスは通販と病院処方で費用が異なる・まとめ買いでお得に

病院と通販では、どれくらい費用に差があるのでしょうか。病院でヘルペスの治療を受ける場合の費用と、通販でバルトレックスを購入する場合の費用を比べてみましょう。病院、通販と順番に見ていきます。

バルトレックスの価格は病院と個人輸入でどれぐらいの差があるのか

病院の費用

まずは病院でかかる治療費を表で見てみましょう。例として、性器ヘルペスの治療費の目安を紹介します。

健康保険の適用有無 治療期間 金額
あり・初感染 10日 7,000円~8,000円
あり・再発 5日 3,000円~4,000円
なし・再発/初感染 5日~10日 10,000円~30,000円

そのほか、電車やバスで通院する場合は交通費がかかります。初めて行く病院であれば初診料もかかるので、通常の診察料より少し高くなるでしょう。

初感染・保険あり(治療期間:10日間)

初感染の性器ヘルペスを治療する場合、バルトレックスは10日分(20錠)が処方されます。薬代だけで3,000円から4,000円、診察料を含めると約5,000円です。初感染では検査費用がかかる場合もあるので、全体の費用は7,000円から8,000円ほどでしょう。

再発・保険あり(治療期間:5日間)

再発した性器ヘルペスを治療する場合、バルトレックスは5日分(10錠)が処方されます。薬の費用だけで2,000円から3,000円、診察料などを含めると3,000円から4,000円ほどの負担となるでしょう。

再発/初感染・保険なし(治療期間:5日から10日間)

保険の適用なし(自由診療)で治療する場合、病院によって料金に大きく差があります。目安としては、5日分の薬の処方で約10,000円です。性器ヘルペスの初感染なら10日分の薬が処方されるので、薬代だけで20,000円ほどかかります。さらに検査費用も上乗せされるので、初めての治療では約30,000円の治療費がかかるでしょう。

自由診療に関しては、まだ日本で承認されていない医薬品なども処方できます。そのため、処方される薬が必ずしもバルトレックスであるとは限りません。

通販の費用

通販で個人輸入するときの値段を表でまとめました。バルトレックスとジェネリック薬(セントレックス)、それぞれ1箱(10錠入り)あたりの価格の目安です。

1箱 3箱セット(1箱あたり) 5箱セット(1箱あたり)
バルトレックス 4,000円~5,000円 2,000円~4,500円 1,700円~4,000円
ジェネリック薬(セントレックス) 2,000円~3,000円 1,700円~2,200円 1,200円~

通販でバルトレックスを購入すると、通常なら10錠入り1箱で4,000円から5,000円ほどです。1箱の値段と病院の費用を比べると、「通販でもそんなに安くないな」と感じるのではないでしょうか。本来バルトレックスの薬価は1錠で約400円と高価なので、通販で買えるほかの薬剤と比べても、少し高めの料金設定になっています。

まとめ買いでお得にバルトレックスを購入

バルトレックス1箱だけを通販で購入しても、病院の費用と比べて劇的に安くなるというわけではありません。仮に1箱だけ買うとすると、薬代に加えて送料もかかってしまうでしょう。そこで活用したいのが、通販だからこそできる「まとめ買い」です。

通販でまとめ買いをするメリットは、単に「常備しておけば再発したときすぐ飲める」ということだけではないのです。通販サイトでは、何箱かセットで買うと割引や送料無料という特典があります。一度にたくさん買うほど、費用面でもお得になるのです。3箱、5箱とまとめて購入すれば、1箱あたり2,000円から3,000円で手に入れることもできます。

バルトレックスを服用する際の注意点や副作用がわかっていれば、通販でのまとめ買いをおすすめします。

バルトレックスの通販ならまとめてストックできる

ここまで、病院と通販の違いを見てきました。通販の大きなメリットはまとめ買いができるところです。とはいえ、通販のメリットはそれだけではありません。またメリットだけでなく、知っておくべき危険性もあります。

では、通販でバルトレックスを買うメリットとデメリットを見ていきましょう。

通販のメリット

まとめ買い以外で、通販サイトを利用するメリットを2つあげます。

  • ネット環境があればいつでもどこでも注文可能
  • 支払いから受け取りまでスムーズ

通販を利用することで、費用だけでなく時間も有効活用できます。では、2つのメリットを順番に見ていきましょう。

通販を利用すると病院へ行く手間や費用がかからない

時間と場所を選ばない

病院へわざわざ足を運ばなくても、手軽に医薬品を購入できるのが個人輸入の魅力です。本来なら病院でしか手に入らないバルトレックスが、通販を利用することで簡単に購入できます。インターネットさえつながっていれば、パソコンやスマートフォンからすぐに注文が可能です。病院へ行く暇がない人も、好きなタイミングでバルトレックスを購入できます。

支払いや受け取りの方法も選べる

注文してから、支払いや受け取りも簡単です。支払方法は銀行振り込み、もしくはクレジットカードの2種類から選べます。注文して支払いを済ませてしまえば、あとは家で待つだけです。自宅に届けてほしくない場合、郵便局留めで受け取ることもできます。注文してから商品が届くまでの期間は1週間から2週間ほどです。

通販のデメリット

個人輸入のデメリットは、信頼できるサイトか否かの判断が難しいことです。また、病院なら医師の処方を受けられますが、通販では自分で薬を選ばなければなりません。

通販サイトは、あくまで個人輸入の代行をしてくれるだけです。たとえ購入した薬で健康被害があっても自己責任となります。トラブルに巻き込まれないよう、利用する通販サイトは慎重に選びましょう。正規品を取り扱っているか、商品発送に不備がないかなど、サイトの表記や口コミでしっかり下調べすることが大切です。

バルトレックスを通販してヘルペスの再発に備えよう

バルトレックスは性器ヘルペスや口唇ヘルペスの治療薬です。日本国内では基本的に病院で処方されます。しかし、ヘルペスは再発が多い病気なので、治療のために何度も病院へ行く手間と費用がかかります。加えて、病院では1回の治療分しか処方してくれないので、再発に備えることができません。

そこでおすすめなのが通販です。病院へわざわざ行かなくてもネットで購入できるので、常備薬として家に置いておくことができます。まとめ買いすることで費用も抑えられるのです。

信頼できる通販サイトを事前に調査し、うまく活用してバルトレックスをお得に購入しましょう。